新年のご挨拶

2022年(令和4年) 年頭のご挨拶


多良岳金泉寺山小屋の会 会長 川原康廣


遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

指定管理者として昨年4月から「金泉寺山小屋」を管理して以来、数多くの多良岳および金泉寺山小屋を愛する皆様には、多くのご支援をいただきました。

心より御礼申し上げます。

運営開始以来9か月を振り返ってみると、開始当初の運営資金、薪ストーブ購入設置資金、トレノ維持管理協力金など金銭面から支援いただいた皆様、渡り廊下建築、網戸設置、風防室の設置、山小屋内の設備改修等々で材料および労力を提供していただいた皆様、また山小屋の薪ストーブに欠かせない薪の調達や薪割りをしていただいた皆様、山小屋での販売品強化に向けて商品の開発・提供をしていただいた皆様、数え上げれば限がないほどの多くの皆様からのご声援・助力をいただき、感謝に堪えません。私たち「多良岳金泉寺山小屋の会」会員一同からも重ねて御礼申し上げます。

さて、新型コロナウイルス感染の第6波が猛威を振るっております。そのような状況から山小屋の営業を自粛してはという声があることも承知しております。しかしながら、私達は、宿泊者の制限を設けながらもコロナウイルス感染リスクを最小限にとどめる対策を講じて山小屋営業を継続する選択をいたしました。

その理由は、多良山系の豊かな自然の中で日頃の緊張から解放されたい、あるいは混雑を避けるために山に行きたい、山の空気で元気を貰いたい等々、それぞれの願いをもって山に来られる方々が多いという現実があり、その期待に何とか山小屋として応えたいという思いで営業継続を選択しました。

とはいえ、山小屋の感染リスク対策が万全とは言えません。誰もが感染リスクに晒されている状況に変わりなく、利用者の皆様へも個々人の感染対策を守っていただきながら、お互い協力してこのコロナウイルスのまん延を乗り越えて行きたいと思っています。

年頭にあたっての挨拶としては長くなりましたが、利用者の皆様にとって2022年が実り多い一年になりますようご祈念申し上げます。

我々多良岳金泉寺山小屋の会は、皆様からの指摘に真摯に向き合い、いろんな経験・体験を糧にして、「癒しの山小屋」として利用者の皆様に「明るい山小屋が好き」と言われるよう精進して参りたいと考えております。

まだまだ寒い日が続きますが、これからも一層ご自愛いただきますようお願い申し上げますとともに、どうぞこれからも「多良岳金泉寺山小屋」をご愛顧いただきますようお願いして、年頭のご挨拶とさせていただきます。